育つということ
あさ起きておはようと言えること
ご馳走様でしたと感謝できること
なにかにありがとうと思えること
そんな当たり前のことは
だれかに教えてもらった
からだよって
一番身近な人から
傷つけられた経験しかないから
人は信じれるようなことは
こわくてできない。
靴下を履いたことがない。
ただいまという
意味がわからない。
そのそだち。
子どもとの暮らしを想い出した。
『だれだって
だれかに
育ててもらってる』
しんどかったことは
それはそう思って可笑しくない。
『あなたの思うこと大切にしていい。
大変だったかなぁ
そんなふうに受け止められれば
しぜんと消化し昇華できるから』