わたしにとっての船旅part2

(続き)
寄港地では"旅をすること"
ということが極まった。

行きたい所に行く手段は
交通機関からヒッチハイクになり

目のあった誰かと
知らない言葉同士で交流し、
いつも笑顔になれた。

もともとは同じ人間だから
分かりあえる。

そのぶんひらけてる分、
その共感の深さは
もうれしさ満点だ。

エネルギー満タンになって。
何でもいいからプレゼントしてた。


人類史上で大きな事件

それは
小さなことから生まれた

その
人口的な大量殺人のシステム。
その行われた場所。


同じ人間が出来てしまった
その
むごさ。かなしさくるしさ。


大切な人がなくなる耐えられない哀しさ。
努力を重ね築いてきた暮らしを失う苦しさ。
仲間を敵にするシステムに巻き込まれる感覚。


そして
社会のしわ寄せから生まれた
ストリートチルドレンという生き方にも触れて感じたこと。

日本での子どもたちと違う何か。

将来の可能性は極わずかにも関わらず
人間らしさ
その優しさ
その輝きを失わないなにか。

各国の伝統的である高尚な文化
自然への畏敬畏怖から生まれる
様様な生物に対しての尊さ。
それゆえの共生的な暮らし。
その表現を受け止める人々の人間らしさ。

また行きたい国と一生行かないだろう国。

同じところに行っても感じることは違う。
感じたものの違いも楽しめる魅力。魅了。


日本人として生まれた責任。罪悪感、過去を受け止め感じたことから生まれる行動。言動。



感じたことは
ここでは書ききれないけれど。



日本人として生きてる責任。
それを明確に
正しい方向に果たすため
生きてることに感謝して
出逢いをムダにせず
旅ができる環境に感謝し


その自戒を込めて

人生を全うするため。



大切におもう誰かが
大事にしてきた何かが
もう二度とかなしみに満たされないこと。

なにかのまちがいで
知らなかったゆえに
傷つけ傷つけ合う苦しみに
陥らないように
知らなかったことで
向き合わないことで
理不尽にされないように。

そんなことを思い出させてくれた
船旅。


生きてるのはARTだから
生きてる自体ARTだから
その輝きを全力で応援したい。

そんな想いを想いだし 確信した船旅。

出逢ったみんなにこころから感謝と
あふれんばかりの愛を込めて。